3月2日~4日に富山・北アルプス文化センターにて、
ピアノ連弾曲のレコーディングをしていただきました。
収録曲は、ビゼー「子供の遊びop.22」、フォーレ「ドリーop.56」、ラヴェル「マ・メール・ロア」、ドビュッシー「小組曲」です。
2008年に連弾曲CD「PRESENCE」を収録していただき、今回2枚目となりました。 収録中は、空調を止めて一切雑音のない状態、最小限の照明でピアノのまわり以外は真っ暗、自然と集中力が高まります。
まずホールの響きやピアノの音の美しさに感動し、テイクを聞かせていただくと、演奏内容よりも先にヘッドホンから聞こえてくる音の素晴らしさに圧倒されました。 そして、私たちの演奏がそのままはっきりとすべて見透かされているように表れているのです。 普段の練習などでは得られない、とても
©Hikaru Hoshi 多くのことを勉強させていただきました。
連弾は他のアンサンブルと違い、ひとつの楽器をふたりで演奏するので、ふたりの音や音楽をより一層溶け合わせることが大切で、それぞれのバランスも重要です。 いろいろとアドヴァイスもいただきながらじっくりと聴き合い、丁寧に進めていただきました。
また、ピアニッシモの表現の深さを改めて強く感じることができ、表現の可能性が広がったように思います。
緊張や疲れがたまってきたときでも、リラックスできる雰囲気を作ってくださっていたので、心地良く収録を進めることができました。 収録後は、富山ならではの新鮮な海の幸も美味しくいただきました!
みなさまに大変お世話になりとても感謝しております。
今回の収録曲は、どれも優しさや温かさにあふれ、親しみやすい作品ばかりです。
リリースの際は、多くの方にお聞きいただけましたら、大変うれしく思っております。
斉藤デュオ
斉藤デュオ プロフィール
斉藤昭彦/斉藤美紀
武蔵野音楽大学附属武蔵野高校ピアノ科卒業(昭彦)。埼玉県立浦和第一女子高校卒業(美紀)。昭彦、美紀共に武蔵野音楽大学器楽学科ピアノ専攻卒業。
卒業後ウィーンへ留学し、留学中よりデュオ結成する。第17回サレルノ国際ピアノコンクール(イタリア)・ピアノ・デュオ部門第1位受賞。入賞者演奏会出演。
帰国後、全国各地でピアノ・デュオ・リサイタルやオーケストラとの共演や公開講座などを行う。ブルガリア共和国プロヴディフ市で行われた、ブルガリア国際文化フェスティバルに出演。新潟県妙高高原の夏の音楽祭では1998年より毎年招聘され、ピアノ・デュオ・リサイタルを行っている。
その他メディアでの活動も盛んに行い、テレビや雑誌で音楽活動の様子を紹介され、ピアノ音楽専門誌「ムジカノーヴァ」、「レッスンの友」等でピアノデュオについて執筆、掲載。
これまでに秦はるひ、小野茉莉子、坂井玲子、松山裕士、ヴァルター・フライシュマン、フェルハン・エンダー、フェルツァン・エンダー、ベゴーニャ・ウリアルテ、カール=ヘルマン・ムロンゴヴィウス、ジュリア・ガネヴァ、コンスタンチン・ガネフ、アンリ・バルダの各氏に師事。
現在、埼玉県立大宮光陵高等学校音楽科、埼玉県立松伏高等学校音楽家、ピアノ講師(昭彦)。埼玉県立芸術総合高等学校音楽科、ピアノ講師(美紀)。国際ピアノデュオ協会会員。
(財)音楽文化創造会員。(社)全日本ピアノ指導者協会正会員。
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斉藤デュオ(ピアノ・デュオ)
[CD]OVCT-00049 ¥3,000(税込)