2010年6月27日から29日まで、ハーモニーホール福井において、マチュー・デュフォーとパスカル・ロジェの録音が行われました。
マチュー・デュフォーはパリ出身。 弱冠19歳でトゥールーズ・キャピタル管弦楽団の首席奏者、パリ・オペラ座のスーパー・ソリストを歴任した後、バレンボイムの招きでシカゴ響の首席フルート奏者に就任し、 現在世界トップクラスの演奏家として活躍しています。 また神戸国際フルート・コンクールで2位入賞し、日本でも多くのファンを得ています。
ピアニストはフレンチ・ピアニズムの名手パスカル・ロジェ。
息のぴったりと合ったフランス人コンビによる、フランス近代のフルート作品集の録音です。
プーランクの「フルート・ソナタ」、ドビュッシーの「シランクス」、ヴィドールの「組曲」でフランス情緒たっぷりの音楽を聴かせ、 またマルタンのバラードやデュティユーのソナチネでは、迫真の超絶テクニックを披露しています。
のびやかで丸く、芯のしっかりとしたデュフォーの音色に、流れるような繊細なタッチでぴったりとその音楽に寄り添うロジェのピアノ。
音色、テクニック、表現力ともに魅惑的な音楽を作り出しています。
CDリリースをぜひとも楽しみにお待ち下さい。
★収録曲目★
マルタン:バラード
ヴィドール:組曲
プーランク:フルート・ソナタ
ドビュッシー:シランクス
サンカン:ソナチネ
デュティユー:ソナチネ